君と、僕の恋


( ユー ドント ノウ 1/2 )



自販機の前。
浅野が目の前。
呼び出されて既に5分経過。

浅野が黙ってるから周りを観察してみようかな。

ん?いつもはネクタイ、だらしなくて先生に怒られてるくせに。
今日はきちっと締めちゃって。

どうしたんだ浅野?

あ、紅茶売り切れてるし。
もぉ、このあと買おうと思ってたのに。残念。ミルクティーで我慢するか。


あ、浅野がやっと口開く。


「――…き、だ。」


弱々しい声で、いつも窓際で寝そべってヘラヘラ笑ってる浅野からは全然想像できなかった。


「なに、聞こえなかった」


私は意地悪かもな、ほんとはなんて言ったかなんてわかってる。口の動きでなんとなく、わかるの。


――‥好き、だ。

って、たぶん浅野は言ったんじゃないかな。こんな私を。


「…青島は、意地悪」

「わかってるよ」

「だから、俺 青島が好きだ」

「…で、なに」


きっと私、冷たい目で浅野を見てる。

ごめんね。
いつからこんな目してたかな?


「つきあって下さい」


こんな私なのに、浅野は頭を下げて私に手を差し出す。
差し出された浅野のちょっと大きめな手。握ろうか、迷う。


浅野の手、
少し、
震えてた。


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